ウグイスの初鳴き

今日はガイドの仕事を休んで

終日、箒場の店で過ごしていました

昨日同様、強い風が吹き荒れ

山では風が木々の枝を揺らす音が響いていました

店の流しで仕事をしていると

窓の外では鳥がさえずる声

「おっ?!ウグイスが?」窓を開け、じっと聞き入ると

まだ鳴き慣れてないウグイスでした

いつもの年よりずいぶんと早いウグイスの初鳴きです

「ホーホケキョ」と鳴こうとしているのでしょうが

練習が足りないのかそうは聞こえません

亡くなった母は生前、ウグイスの鳴き声を聞く度に

「わぁ、きれいだ声だのぉ。なかなか姿見せねんだよの。

してもさ、声だばいいたって、なんもきれいだ鳥でねんだや。」

そう言うので僕が「(ウグイスを)見だことあるんだがして?」

尋ねると、「ねぇや。姿見せねんだもの。」

きっぱりと、母は言ったのでした

この件は僕とカミさんの間で、毎春ウグイスの声が聞く頃に

少しだけ母の口調を真似てするやりとりになっています

雪解けのスピードが速いこの春

ウグイスの初鳴きを始め

花や木々の芽吹きも早そうです

こんな春は少しばかり気持ちも急いてきます