2021年6月30日水曜日

久しぶりの高田大岳①

先シーズン今シーズンと
スキーガイドをしている雪のある時季に
僕は高田大岳の山頂へ行くことはありませんでした
前回登山したのも4年前の2017年
「高田さ行きてぇなぁ」
ぼんやりとそう思っていましたが
天気が回復傾向だという事で
昨日の夕方、急遽「明日、高田さ行ご!」そう決めて
今朝、早起きして出掛けてきました
雛岳との分岐点を通過
登りながら見た高田大岳
まだまだ先が長い
分岐点から高田大岳と小岳の鞍部までは
大小合わせて25以上の沢があります
鞍部へのアプローチ中での最後の大きい沢には
まだ厚く雪が残っていました
さぁ、鞍部までもう少し
高田大岳と小岳の鞍部に到着
誰もいない静かな場所です
さぁ、山頂目指しますよ!
風に揺れるワタスゲに足を止め
登山道を森林限界まで登り振り返ると
先程までいた鞍部がはっきりと見えていました
高田大岳山頂到着
山並みを望む
相変わらずの雄大な景色だ
朽ちた祠に手を合わせ
眼下の雛岳を見下ろす
久しぶりだなぁ、この景色
もう一度景色を楽しんでから鞍部へと戻り
少しばかりの休憩の後、箒場へ戻ったのでした
「高田大岳は特別な山」
そんな思いがあります
しょっちゅう行ける山でもありません
今日は久しぶりに登ることができて
本当に楽しかった
明日はこの山行で出会った花をご紹介します
 

 

 





 




 
 

2021年6月28日月曜日

川で憩う

風は東風とヤマセではあるものの
今日も朝から青空が広がるいいお天気でした
陽射しは強いのですが風がそれを和らげ
気持ちのいい一日になりました
井戸沢へと向かう
山の残雪はずいぶんと消えましたが
流れる川水はまだ冷たい
水面に映る緑がきれい
川底の石に木漏れ日
夏だねぇ
しぶきを上げて流れる水
まさに清流です

流れる水の音を聴き
青空を眺め
水の中をじゃぶじゃぶ歩く
残念ながら今日はイワナなどの魚を
見つけることはできませんでしたが
川で憩うには最良の日でした
 
仕事の合間に友人が
ひとっ走りしてやって来てくれました
製造から50年を迎えた友人のSkyline 2000GT
うちの店と同じくらいの長い年月です
いつ見ても格好いい!
 








 

2021年6月27日日曜日

賑わう山

昨日今日と、この週末は好天に恵まれました
陽射しは強いものの風が爽やかで
絶好の山日和となりました
早朝の山並み
雪が消えた山はすっかり緑となり
夏が近いことを物語っています
田代平湿原にも
次から次へと散策する人が訪れていました
水面から茎を伸ばして咲くスイレン
だんだん花の数が増えてきた
気持ちいいねぇ
飛び交うトンボも増えて
高原で咲くノイバラ
バラ特有の芳しい香りが辺りに漂います

雛岳登山やグダリ沼へと訪れた人など
この週末、山は賑わいました
梅雨の晴れ間に
みなさん山を堪能したようです










 

2021年6月25日金曜日

日向ぼっこ

しばらく続いたヤマセもひと段落
今日は陽射しがある暖かい一日になりました
久しぶりの陽射しに
木々の葉も生き生きとしているよう
店の裏にあるスズランの葉の上で
日向ぼっこするカナヘビ
低温や雨で活動不足だったのでしょうか
朝から姿を見せ
身体を温めているように見えました
若干うっとりとしているような顔つきのカナヘビ
結局夕方まで同じ場所に陣取って
日中を過ごしていました
可愛い
ここ数日寒さで
店の中でストーブを点けた日もあった程でした
まだまだ梅雨明けまでは日がかかりそうですが
たまにこんな暖かい日があれば
気持ちも身体もすっきりします
カナヘビを見に店の裏に出る度に
僕も日向ぼっこしていたのでした






 

2021年6月23日水曜日

梅雨空

梅雨らしい天気が続いています
北八甲田の東側にあたる田代平では
相変わらずヤマセの影響で
ガスがかかったり霧雨が降ったりと
毎日すっきりしない天気です
雨の止み間に高原を歩く
今日も山は雲に覆われ
その姿を見ることができませんでした
高原で雨滴に濡れるマルバシモツケの花
こんな天気でも花は元気
雛岳の森に雲がまとわりつく
雨が似合うツルアジサイの花
 
連日の梅雨空ではありますが
この時季のヤマセは毎年の事
オホーツク高気圧が太平洋高気圧に入れ替わるまで
この涼しさは続くでしょう
合羽を着ての散歩が続きそうです




 

2021年6月21日月曜日

森歩き

今日は二十四節気の夏至
一年中で昼の長さが一番長い日です
晴れた日の陽射しは強く
森に落ちる木漏れ日も明るさを増しているようです
雛岳の山裾の森を歩いていると
ブナの木にウスヒラタケが
重なるように生っていました
林床で妖しく立つギンリョウソウ
わずかに木漏れ日を浴びて
ミズナラの大木に到着
なかなかの威容です
いつもの風倒木に立ち寄る
林床に横たわる倒木は年々朽ちて
粉々になってきました
以前はこの木の枝葉で埋められてであろう箇所は
ぽっかりと抜けて
空がきれいに見えていました
ヤマセでグズついた天気が続きますが
森に入るといつもの風景が待っていました
季節は一歩ずつ夏へと向かっているようです

 
 

2021年6月20日日曜日

湿原に夏の花

いまだヤマセが続く田代平
昨日は濃いガスにどっぷりと包まれて
道行く自動車が
店の中からうっすらとしか見えないほどでした
昨日の夕方から降った雨は今朝までにあがって
ヤマセながら、今日は割に過ごしやすい一日でした
緑が濃くなった田代平湿原から山を望む
山の向こうから雲が湧き上がっているよう
ニッコウキスゲ
お陽様に向かって気持ち良さそう
湿原でピンクの花を咲かせるトキソウ
小さいながらピンクの花が緑に映える
池塘にはスイレンの花
夏の訪れを感じさせる花です
モウセンゴケも丈を伸ばし
ひっきりなしに訪れる人たちで
今日も田代平湿原は賑わったようです
新しくなった木道を歩いて
休憩所に腰を下ろして山を眺める
爽やかな夏の風を感じられる田代平湿原は
ワタスゲのあとも花を楽しめます








 
 
 

2021年6月18日金曜日

グダリ沼に初夏の陽射し

ここ数日、田代平はヤマセの風が吹いています
ガスがかかったり
ガスが取れても上空の薄雲で陽射しが遮られたりと
先週はあんなに暑かったのに肌寒さを感じるほどです
今朝も早い時間は薄雲に覆われていましたが
次第に青空が広がってきました
強まり始めた陽射しの下、グダリ沼へ
グダリ沼
長靴越しにも分かる水の冷たさが気持ちいい
水面には周囲の木々の緑や、空の青さが映って
流れの側で咲くオオタカネバラ
先週見た時は一輪だけ咲いていたので
「もう少し数が増えたら」そう思っていました
今日出掛けてみると
ほとんどが散り落ちてしまい
残っていたのはほんの数輪
わずかでも見ることができて良かった
大きな木々に囲まれた湧き水の源流部では
川底に木漏れ日が落ちてきれい
初夏の陽射しが水中のバイカモを照らす
誰もいないグダリ沼でひと時過ごし
雪が消えた雛岳を眺めながら
チャリンコのペダルを踏んで戻ったのでした