2015年7月31日金曜日

夕方の涼しい風に

青森市や十和田市方向から来て店に寄ったお客さんは
「下だっきゃ暑いよ~」と口を揃えて言います
「山、全然(気温が)違うね。涼しいじゃ」と、お客さんたち
僕は「朝からここに居るオラは十分あっついけどね」
それでもやはりそこは標高600mの高原
午後も4時くらいになると涼しい風が吹き出します
夕方の裏の林
涼しい風がとても気持ちいい
夏きのこ(テングタケの仲間かな)も姿を現して
昨日までみんながキャンプしていた
裏の林を散歩する母

下界とは5℃近くも違う気温の山に
みなさんも涼みにおいで下さい

2015年7月30日木曜日

梅雨明け

青森は昨日梅雨が明け
今日も朝からムシムシする暑い一日になりました
午後に少しだけ散歩です
雲の下に雛岳
風もなく、少し歩いただけで汗が滲んできます
高原に咲いていたネジバナ
可憐なピンク色の花がきれい
タチギボウシの花で羽を休めるアキアカネ
「ん~、今日は森の木陰だな」
陽射しがあってもなくても夏の森は心地いい

夏は暑いもの
山にいて「暑いなぁ」と感じても
下界の暑さよりはうんといいですよね

2015年7月29日水曜日

初の海へ

なかなか上手くはならないのですが波乗りが好きです
今年初の海に、今日出掛けてきました
海に行くときは必ず
ここ七戸町営石倉牧場で山の俯瞰を撮るのですが
今日は幻想的な雲の漂いでした
今日の海
ん~、きれいだなぁ~!
波待ちするKatsubon
久しぶりの平日休みの彼と一緒に海で遊んできました
YDW YokoyamaとKatsubon
「細く見えるように撮ってね!」と二人
おばちゃんみたいな事言って
少しだけお腹を引っ込ませています

久しぶりの海でみんなと挨拶をかわし
外海を見ながら波待ちする
とても気持ちのいい時間でした
わずか1時間ちょっとの海での滞在でしたが
身体も気持ちもさっぱりして、山に戻ったのでした

2015年7月28日火曜日

復活への道

箒場から山に登ると言ったら
雛岳を思い浮かべる人がほとんどです
その雛岳の標識⑥から
高田大岳と小岳のコルへと続く道があります
数年前までは高校山岳部などの利用があり
かろうじてルートとしての確認はできていました
最近はササなどによる道のヤブ化が進み
足を踏み入れる人もいないのが現状です
その道の状況を探るべく
行政機関や山岳会の人たちと今日、出掛けてきました
想像していた通りの濃厚なヤブ漕ぎを
四時間あまりしたのちに
高田大岳と小岳のコル(鞍部)に到着
湿原状のその地ではキンコウカが満開でした
コルをあとにし箒場へと下山するタイミングで
雲が流れて高田大岳の威容を見ることができました

途中からは雨となり
下山開始直後には雷も鳴り出しました
登山靴の中も含め、全身ビショビショになりながらも
「昔の人が意味あって作った道なんだから
僕らが復活させたいな」と思いながら
箒場へと向かって下りたのでした


2015年7月26日日曜日

夏恒例キャンプ

関東の暑さを逃れ
毎年この時期にキャンプするSinpoさん夫妻が
今年も箒場の林にやってきました
キャンプを仕切るガイドクラブのChyuheiを囲んで
夕食前の談笑です
「涼しくって気持ちいい~」を連発の二人
週末の北上川カヌーツアーまで北の夏を楽しみます
落ちた枝を拾い集め、かまどをこしらえ
夕食の準備が始まりました
夏にしかできない事
Sinpoさんたちにとってこのキャンプがそうなのでしょう
みんなが好きなこの林でゆっくり遊んで行って下さい

2015年7月25日土曜日

雨上がりの森で

明け方の強い雨も早い時間のうちに上がり
雲は覆いながらも穏やかな天気の一日でした
雨上がりの森では、蝉が一斉に大合唱です
 雨でしっとりしたブナの幹
注意深く観察していると
今日も居ました
羽化真っ最中のコエゾゼミです
こちらは鳴いてる最中のヤツ
カメラを向けると、迷惑そうにしていました
今日も雨上がりに水たまり

どんなに強い雨の後でも
鳴くのが仕事の蝉たちには関係ないようです

 
 



2015年7月24日金曜日

湿原に生きる小さな生命

今日も八甲田は
梅雨終盤特有の蒸し暑い日になりました
そんな中、田代湿原へと向かいました
 ルリイトトンボのペアリング
池塘をじっくり眺めていると
水を這うように優雅に飛び交っています
 こちらもお尻が青いシオヤトンボ
タチギボウシの花の蜜を吸うキマダラセセリ
真っ白で可憐な花を咲かせるモウセンゴケ
今が盛りのようです
そしてスイレンの花もまだ咲いています
花を観るだけではなく
こんな小さな生命を探して歩くのも楽しいもんです
つつじの小径を辿って
グダリ沼を目指すカミさんの後ろ姿
誰もいない静かなグダリ沼を楽しんだようで
帰ってくると汗みどろになっていました
「あぢぃ~!」連発でしたが、さっぱりしたそうです
 
 


2015年7月23日木曜日

雨の雛岳へ

梅雨らしいすっきりしない天気が続く八甲田
今日も朝から小雨が降っていました
雨の中、合羽を着て雛岳の森へ散策に出掛けてきました
雛岳登山道の森への入り口にあるブナの大木
みんなここを通過して雛岳に向かいます
雨と湿気で森はしっとりしていました
合羽を着ているのもあって、汗びっしょりです
久しぶりにこのミズナラの木まで
 登山道沿いに咲いていた、雨に濡れるエゾアジサイ
きれいな色合いにホッとさせられます
 
雨とあって
行きも帰りも出会う人はなく
静かな登山道を歩いてきたのでした

2015年7月22日水曜日

夏の花畑

朝から暑い一日でした
店の中を通り抜ける風も熱く
ジッとしてても汗が出る程です
夕方になってから
花畑がどうなっているのか出掛けてきました
雲はあるものの
珍しく、夕方まで暑かったです
今年もコオニユリが咲く季節になりました
雛岳とコオニユリ
タチギボウシは今が見頃です
背を伸ばし、たくさんの花を咲かせていました
枯れることなく流れる駒込川
昔はこの川岸でキャンプしている家族もいたものです
 
今や田代平好きの人たちには
ひとつの見所になりつつあるこの花畑
暑さも相まって
本格的な夏を迎えた感があります



2015年7月21日火曜日

想いを胸に

「7月に八甲田登山に行きたいのだけれど
ガイドしてもらえませんかねぇ」と連絡をもらったのは
僕がまだ雪山ガイドをしている3月頃でした
昨年も頼まれていたのですが
強風でキャンセルになったのでした
今日、その方たちと山に出掛けてきました
化粧直し中の八甲田ロープウェー山頂駅をバックに
神奈川からのHorieさん、Okuboさん、Kosekiさん
霧の中、大岳目指して出発!
井戸岳稜線に群生するイワブクロ
そぼ降る雨の中、元気に咲く
雨に鮮やかなヨツバシオガマ
大岳ヒュッテでお昼ご飯を食べ
念願の大岳初登頂です
みなさんよく頑張ってくれました
大岳の下りに一瞬見えた井戸岳に一同感動し
キンコウカ咲く毛無岱を
酸ヶ湯温泉へと向け下山したのでした
 
「どうして大岳に行きたかったのですか?」と尋ねると
83歳になるHorieさんは
「20年ほど前、観光ツアーで八甲田に来て
ロープウェー山頂駅から見た
三山(赤倉岳、井戸岳、大岳)が素晴らしくて
いつかのぼりたいと・・・
自分の最後の山歩きをここにしたんです」と
大岳の下りで話してくれました
「その三山全部、ピークに行けましたね」僕が言うと
嬉しそうに「はい!」と笑顔で返してくれました
そして終点まで
しっかりと自分の足で歩いてきたのでした
時折雨が降るあいにくの天気も
歩き終えた3人の顔は満足感でいっぱいに見えました

 

2015年7月20日月曜日

おっきくなったね

箒場の店にいて
お客さんの子供たちの成長を見るのが楽しみです
数か月、または一年ぶりに会う子供たちは
背丈も伸び、お口も達者になり、大人びてくる子もいたりして
それはそれは、おもしろいものです
Megu,Yuu,Ryousuke,Nonちゃん
MeguはNonちゃんの長女Saraを抱っこしています
店でご飯のあとは恒例の原っぱでのお遊び
普段は“Non,Megu”と呼んでいる僕が
写真を撮る時、思わず「お母さん、手取って」と
ついつい言ってしまった程
当たり前の光景になっていました
みんな汗だくになって
原っぱを走り回っていました
アキアカネ
とんぼ捕りに夢中になる子供たちも可愛かったです
朝方の雨も上がり
今日は外遊びにはちょうどいい天気でした
天気予報を見てあきらめていた親子たちも
この天気に大喜び
何も持たずとも
原っぱで遊んで、林で涼む
夏休みは箒場で過ごす子供たちが
たくさん来てくれるといいな


2015年7月19日日曜日

森で生きる

今日も朝から小雨が降るグズついた天気の一日でした
そんな中、少しでも陽が射すと鳴き出す夏蝉の姿を求め
森の中を散策です
蝉を探しながらフラフラ歩いて
いつものブナの大木へ
抜け殻のお尻に雨滴
なかなか見つけることができないまま歩いていると
「いたっ!」
全身を震わせながら羽化真っ最中のコエゾゼミ
すぐそばのブナの木に羽化したてのコエゾゼミも
透き通るような羽がきれい
誰にも気取られないようにジッとしています
 林床で咲くイチヤクソウ
ゆっくり歩くと
いろんな森の生命が見えてくるもんです
高原の芝生でキャッチボールするSasaki家
沖縄で勤務中のお父さんが
休みを利用して帰省したタイミングで
うちの店に遊びに来てくれました
昔はこんな風景がよく見られたものです
4人で山に来ることができて良かったね