2021年5月31日月曜日

5月の終わりに

朝、箒場の店に向かう途中は
ところどころ霧がかかり
細かな雨が降っている箇所もありました
ところが田代平に入る頃には晴れ間がのぞき
朝から雛岳が見えていました
午前は田代平湿原へ
晴れ間はのぞいていたものの風が強く
気温は8℃と、手がかじかむほどの寒さでした
ワタスゲは雨の影響で綿毛がくっついていて
ふんわりとは言えませんでしたが
気温が上がってくれば見頃は間近でしょう
湿原に咲くチングルマ
今年も見ることができた
湿原へ向かう遊歩道沿いに咲いていた
ズダヤクシュ
弾けたように咲く小さな花がかわいい
八甲田温泉のそばで咲くレンゲツツジと
エゾノコリンゴ
5月の終わりに咲き出しました

ワタスゲを初め、田代平湿原で咲く花々や
高原のレンゲツツジ
グダリ沼や雛岳登山と
6月は田代平が最も華やかな季節です
少しずつ天候も落ち着いてくると言います
みなさんも是非
田代平に足をお運び下さい





 
 
 

2021年5月30日日曜日

降り続く雨

量の多い少ないはあれど
最近は、連日雨が降り続いています
雨の止み間に少しだけこぼれる陽射しに
ありがたさを感じるほどです
ワラビ採りに出掛けた草原から見た赤倉岳
雨が多いので、ワラビの生育がいい
登山者が見られるようになってきた雛岳
ずいぶん雪が消えました
この日も午前中は青空も見えていましたが
午後からはヤマセの霧雨となってしまいました
昨日午後、雨が上がって高原には虹が
ちょうどその頃の箒場の森
葉が出揃った上、雨雲に覆われていたので
暗く感じたこの森にも
わずかな時間だけ陽が射して
この後はまた雨に
そして今日も終日雨が降っていました
週末の雨にがっかりしている人も多いことでしょう
気温も低く、肌寒い日が続きますが
まぁ、天気が好転するのを待ちましょう
天気が回復したら雛岳に行こうかな





 

2021年5月27日木曜日

田代平湿原開放

高層湿原の花や北八甲田の山並みを
気軽に楽しむことができる田代平湿原が
今日、一般開放となりました
駐車場から遊歩道を行き湿原へと入り込むと
もうワタスゲが果穂を伸ばし始めていました
風に揺れるワタスゲ
ヒメシャクナゲや
ショウジョウバカマも花を咲かせ
昨年リニューアルされた木道は
冬期間の雪で壊れることもなく
ほのかにヒバの香りがします
新調された案内板
分岐点ごとにルートを示す表示も
ウグイスやエゾハルゼミの鳴き声を聞きながら
ゆっくりと散策し、休憩所に腰をおろす
 
高い山はまだ残雪が多く
本格的な登山にはまだ少し早いので
まずは田代平湿原で
山の雰囲気を味わいながら歩いてみるのはいかが












 

2021年5月26日水曜日

雪解け水

ここ最近では珍しく
丸一日、降雨がありませんでした
山は朝からの青空
水嵩が落ち着いた井戸沢まで行って来ました
雛岳、高田大岳、小岳、赤倉岳と
グズついた天気で山容を見られなかった山々でしたが
今日はすっきり見えていました
ずいぶんと雪が消えましたね
その山々から東側に流れ来る雪解け水は
多くがこの井戸沢に集まって流れをつくります
水面には川べりの木々の緑が映って
冷たく清冽な流れ
川岸に咲くムラサキヤシオツツジ
花に木漏れ日が当たってきれい
流れ行く先は
グダリ沼からの湧き水も合流した駒込川
長い距離を経て、やがて陸奥湾へと流れ込みます
八甲田の雪解け水は
青森市を潤す水そのものなのです








 
 

2021年5月25日火曜日

いつものブナ

グズついた天気が続く毎日です
青森市内は今朝も昨夜来の雨が残っていましたが
箒場の辺りは久しぶりに
朝から青空が広がっていました
芽吹きが始まってからまだ見に出掛けていなかった
いつものブナのところまで
高原に咲くミツバツチグリと
山頂付近まで新緑になった雛岳
強い風に花は揺れ、雲は流れが速い
高原をひと歩きしてから
いつものブナのもとへ
見事に張り出していた太い枝は何本も折れ
その分、幹や林床に陽が射すようになりました
幹の中ほどで陽射しを浴びる若葉たち
エゾハルゼミの抜け殻が透けて
木漏れ日を浴びるエゾハルゼミ
森の中は蝉の声で賑やかです
このブナを見に行くようになってから
もうずいぶんと年数が経ちました
枝を落とし、少しずつ形を変えながらも
今も森に立ち威容を誇るブナ
これからも何度も会いに出掛けます





 

2021年5月22日土曜日

新緑の森に雨

昨日今日と、山は雨が降っていました
ヤマセの風が吹いて気温も低く
出揃った木々の若葉も
寒そうにしているように見えました
新緑の森に雨
夕方には森に霧が入り込んできれいでした
雨に濡れる若葉
発芽したブナの実生も寒そう
森で咲くオオカメノキ
真っ白な花びらが新緑の森に映えます
霧はどんどん濃さを増し
森の中は真っ白になってしまいました
 
ヤマセの霧も寒さも
新緑の頃には必ずある気象です
エゾハルゼミもジッとして
暖かくなるのを待っていることでしょう








 
 

2021年5月20日木曜日

早朝の蔦沼めぐり

昨夜から降り出した雨は明け方には上がり
今朝は青空ものぞいていました
今日の好天を見込んで予定していた
蔦沼の散策に、早朝、出掛けてきました
早朝の蔦沼
わずかに風がある程度でとても穏やかでした
水面に映る新緑の森
きれいですねぇ
カミさんもスマートフォンで
しきりに風景を写していました
朝も早くからエゾハルゼミが鳴く森を行く
長沼のほとりにある休憩所で朝ご飯
こんな景色を見ながらのご飯は格別です
サワグルミの木の向こうに聳えるは赤倉岳
悠々と湖面を行き交うオシドリ
朝陽を浴びるエゾハルゼミ
 
毎年恒例になりつつある春の蔦沼めぐり
蝉や鳥の鳴き声を聞きながらの散策は
春を実感するのには最適です
次回の二人での朝活は秋の赤沼だな






 
 

2021年5月18日火曜日

林床も新緑に

夜中に降っていた雨は朝には上がり
今朝はきれいな青空が広がっていました
山裾がまばゆい程の緑となった雛岳
山頂へと向かう芽吹き
気温が高い日が続いているので
そのスピードが速い
林床のブナの稚樹も若葉を出し
樹上も林床も、森全体が新緑に
きれいですねぇ
エゾハルゼミの鳴き声が聞こえる
森でひっそりと咲くノウゴウイチゴ
夏には小指の先ほどの大きさの
真っ赤な苺が生ります
 
箒場の辺りでは
ブナの葉がほぼ出揃い
今はミズナラの木が芽吹き始めています
鳴くエゾハルゼミの数も増え
鳥や花たちも春を謳歌しているようです