2014年8月30日土曜日

木 陰

最近の天気の傾向として、一日いっぱいの好天はないようです
朝広がっていた青空も午後には隠れ、やがて雨が降ってくる
そんな毎日が続いています
今日も午後からは天気が崩れる予報だったので
朝のうちに少しだけ森歩きしてきました
木陰で静かに咲くオクトリカブトの花
名前を聞いただけでみんなに恐れられていますが
こうして観るぶんにはとてもきれいです
これも木陰を好むシダの仲間
若木の中に立つブナの木
特異な形が目を引きます
「僕は日向派だね」と、アキアカネ
もうすっかり尾が赤くなりました

予報通り、午後には雨が降り出しました
天気の回復をジッと待つしかありませんね

2014年8月29日金曜日

雨上がりに

いまだ不安定な天気が続く田代平ですが
朝方まで降っていた雨が上がったタイミングで
少しだけ散歩です
水が引いて落ち着いた井戸沢へ出掛けてきました
澄んだ水がきれい
石の上で羽を休めるクジャクチョウ
不思議な模様をした羽です
ずっとヤマセでどんよりしているので
たまの陽射しが気持ちいいです
そんな今日も昼過ぎにはまた雨
その雨が上がった夕方に
裏の林に入り込んだ陽射しが
濡れたブナの木肌を輝かせていました
雨上がりの山はきれいです
 


 



2014年8月28日木曜日

グダリ沼と花たち

いまだヤマセの冷たい風が吹き
すっきりとしない天気が続く田代平ですが
少しばかりの青空が広がった朝のうちに
グダリ沼へと出掛けてきました
グダリ沼の下流から山を望む
久しぶりに赤倉岳を見ることができました
高原にたくさん咲いているアオモリアザミの花
水辺ではハンゴンソウの花
1㎝にも満たない大きさですが
きれいな色合いが目立つアカバナの花
そして、花の数を増やすバイカモ
穏やかに流れる水に映る緑
 
グダリ沼もその周辺に咲く花も
夏から秋へと
季節が移り変わっていく気配を感じさせます

 

2014年8月27日水曜日

真っ白のPeak

朝、店から見た雛岳は雲に覆われていました
それを承知で、山頂目指し登りに行きました
標識8番から見た山裾の森
次から次へと雲が湧いて流れていきます
視界があったのはここまで
ここからは雲の中へと突入です
真っ白のPeak
この岩の向こうに高田大岳があるのです
山頂に咲いていたアキノキリンソウ
おにぎりをほおばっているとポツポツと雨
ジャケットを着こんで15分程の休憩で
すぐ下山です
立ち枯れしかかったブナの木
早出のツキヨタケがたくさん付いていました
クヌギタケの仲間

連日の雨で途中の森はしっとりしていました
すぐそばに居ても
しょっちゅう登れるわけではありませんが
一月に一回は登っておかないとね

 

 
 

2014年8月26日火曜日

暗い森

朝からヤマセの風が吹き
田代平一帯には冷たい霧雨が降っていました
空を霧で覆われた森は暗く
合羽を着て歩いていても寒く感じられる程でした
素敵な形をしたブナの木
木肌を雨が濡らしています

店からの帰り
車のメーターに表示された外気温はなんと14℃
「どおりで、吐く息が白いはずだ」
まぁ、ヤマセは特異な気象だから
もうじきしたらいつもの気温に戻るでしょう
いや、戻って欲しい!
 

2014年8月25日月曜日

朝の虹

朝、店へと向かう道すがらは雨でした
それが、箒場に到着すると青空に
すぐ近くまで降っていた雨の水分が空に拡散しているのか
朝陽が当たって虹を創りだしていました
雛岳の山裾に虹
すぐ目の前から虹のアーチが架けられていました
雨が多いこの夏は、よく虹を見ます
鮮やかな色合いのミソハギの花
 店の裏の方から入って来る風が涼しさを増しました
また少し、秋に近付いたような気がします

2014年8月23日土曜日

処 暑

今日は暑さが和らぐ頃といわれる処暑です
昨日からの雷を伴った強い雨も止み
久しぶりにいい天気に恵まれました
夕方、少しだけ高原を散歩
空の薄雲が秋っぽくなってきました
高原にはススキの穂がたくさん
なんか早い気がするなぁ
西日を浴びるネジバナ
ガイドKoshidoと森に出掛けるWakabayashiさんたち
天気が上がったタイミングに来ることができて
喜んでいました
 
雨続きの8月で
夏本来の暑さはありませんでしたが
季節は暦通りに進んでいるようです

 

2014年8月22日金曜日

雷鳴響く

南の空から黒い雲がモクモクと湧き上がり
遠くで鳴っていた雷がどんどん近付いてきます
やがて稲光が周りを明るくし、雷鳴が山に響き渡りました
どこかに落ちたのか
その瞬間、店の窓がビリビリと音を立てて揺れました
山の雷は凄いんです
雷が止んで、裏の林に陽が射しこみます
水たまりにハウチワカエデの落ち葉
目に鮮やかなタマゴタケ
こう見えても食べられます
夕方、八幡岳の上には青空が
 
「もう雷終わったべ」と、高原を歩いていたら
ポツリポツリと雨が降り出し
また大岳方面から雷の音が聞こえました
そそくさと店に戻ったのでした







2014年8月21日木曜日

雨の湿原

雨だけれど田代湿原に出掛けてきました
連日の雨で池塘の水はたっぷりです
今日の目的はこの花 ウメバチソウです
僕にとっては、夏の終わりを思わせる花です
真っ白な花びらがきれい
まだまだ見頃が続くスイレンの花
雲間に雛岳と高田大岳
このあと、また黒い雲に覆われてしまいました

ワタスゲやニッコウキスゲを
鑑賞する人たちで賑わった田代湿原も
雨が続くこともあってか、今は静かな雰囲気です
それでも健気に咲くウメバチソウの白さが
雨の湿原に映えていました
 
 

 

2014年8月20日水曜日

青空に舞う

早朝、久しぶりの気持ちのいい青空に
優雅に舞う数多くのトンビを見ることができました
雛岳以外の山々には雲がかかっていましたが
その上にはきれいな青空が
優雅に飛んでいるトンビ
とは言っても、上空から獲物を探しているのでしょう
親と同じくらいの大きさになった子と
箒場の空を飛びます
気持ち良さそうに草を食むベゴ(牛)
この青空も午後には雲に覆われ
夕方にはまた雨
それでも、束の間の青空に胸がスカっとしました




2014年8月19日火曜日

森の匂い

シトシト雨が今日も続きます
蒸し暑さも加わって、森の中は湿り気たっぷりです
苔むしたブナの木の根元に大きなきのこのドクベニタケ
幹の苔は雨水をたっぷり含んでいます
林床にシャカシメジ
森にいろんなきのこが見られるようになってきました
ほんのわずかな時間歩いた森は
降り続く雨のせいか土の匂いに包まれています
水分を含んだ木の幹は黒く、森全体が暗い感じがします
気持ちいい風と陽射しが待ち遠しいですね

 

2014年8月18日月曜日

夏休みの家族旅行

「夏休みに子供と孫を連れてここに来たいのだけれど
その際にはガイドしてもらえますか?」と
Uchidaさんが僕に言っていたのが6月下旬
その家族旅行が実現しました
総勢11名の大パーティーが
つつじの小径を歩いてグダリ沼へ
手を入れて、その冷たさにみんな驚いています
やっぱり水に入りたくなっちゃうよね
この後彼はお約束のように足を滑らせ
水の中に尻もちをついてしまうのでした
それでも困った顔ひとつせず、ずーっと笑顔でした
午後は森へ
ブナの大木を囲むみんなです
大きな木を下から見上げ、感嘆の声を上げていました
赤ちゃん含め11名で記念撮影
昨日までの雨も上がり絶好の散策日和に
みんなは終始笑顔でした
子供たち、よく頑張ったね
一昨年亡くなったUchidaさんのご主人が
「この風景を子供や孫にみせてあげたい」と言っていたのを
お母さんが実現させたのでした
またいつか家族みんなで
この地を訪れることができれば
僕にとっても嬉しいことです



2014年8月17日日曜日

雨のお盆休み

15日から続く雨は今日で4日目
ヤマセの冷たい風で気温も20℃を下回る田代平です
お盆休みを使っての帰省や観光で八甲田を訪れた人たちも
関東などとの気温差にびっくりしたことでしょう
今日も細かい雨が降っていました
先日の雨の日
朝一番にラーメン食べに来たNoboru一行
冬にロープウェーでよく見る顔の男たちです
関東から来た4人はTシャツにハーフパンツで
「寒い、寒い」を連発
「日焼けした肌に気持ちいいべさ」と言うと
「こんなに寒いとは・・・」と苦笑いしていました
真っ赤に熟したエビガライチゴの実
 
こっちも暑いお盆を期待していましたが
天気には敵いません
これから夏休みを取って八甲田に向かう方は
厚手の服も必要かもね