強風の中で

昨日は午前の早々から

今日は朝から南寄りの強風が吹いて

ロープウェーは運休になってしまいました

青空が広がり気温も上昇

真冬から春へと、一気に季節が移行しています

ガイドツアーが中止になったので

昨日の午後、今日は午前から

箒場に雪片付けに出掛けてきました

箒場の辺りも凄い積雪だ

降った雪と屋根から下ろした雪で

店の裏の小屋は埋まってます

店の屋根から落ちた雪で

埋まってしまっていた流しの庇も掘り出す

雪に埋まったままにしておくと

暖かくなって沈降していく雪に引っ張られ

庇が折れちゃうからね

お昼ご飯を食べてから雛岳を眺めに

強風で雪が舞い飛んでいます

雛岳のこちらの斜面、雪崩が起きたようです

風が強い日が続き気温も高いので

急な斜面では雪崩が発生しやすい状況なのでしょう

スキーやスノーボードで入山する方は気を付けて

強風の中で

昨日は二時間、今日は三時間あまり

雪片付けをしていました

明日から3月に入ります

箒場の店の開店まであと一ヶ月

ちょこちょこと雪片付けをしていきながら

開店に間に合わせようと思っています

 

八甲田を想う

この一週間は

本当にたくさんの人が八甲田を訪れました

とくにこの飛び石の四連休は

ゴンドラへの乗車を待つ人が山麓駅で列をなし

山は人であふれかえっていました

(僕は体調不良で二日間寝込みましたが)

その中での出来事です

韓国から4シーズンぶりに

八甲田にやって来たOHさん家族の

11歳になる娘さんYEJIが

僕らに書いてくれたお手紙

きれいなイラストときれいな日本語で

八甲田への想いを書いてくれています

嬉しい限りです

斜面の下で

滑って来るお父さんとお母さんを見つめるYEJI

来年は高校生になったお姉ちゃんも一緒に

八甲田でまた滑ろうね

こちらは昨日僕と一緒に滑ったみんな

長く八甲田に通って

ガイドクラブを利用してくれています

稀にみるいい雪に、みんな大喜び

八甲田でお客さんを受け入れる僕らが思う以上に

八甲田を想う人がたくさんいることに

いまさらながらに気付かされています

これからもそんな人たちと一緒に

八甲田で滑り続けて行きたいと思っています

 

 

Photo session

スキーカメラマンとして

業界では著名な菅沼浩氏が

今年も八甲田にやって来ました

昨日はphoto sessionで一緒に山へ

深雪を漕いで歩く隊長を撮影する菅沼さん

右は僕らがNorronaのジャケットや

HESTRAのグローブ、POCのゴーグルなどを

サポートしてくれているFULLMARKS新井場くん

撮影ポイントで待つ二人

雪はいいんだけどとにかく寒い

雪舞う中、滑って来る隊長や

僕のライディングを撮影してくれました

10時頃から始まった撮影

山荘に戻ったのは15時を少し回った頃でした

「OK!お疲れ、ありがとう」

いつもの声が山に響いて撮影を終えました

毎年楽しみにしている

菅沼さんとのphoto session

どんな写真が撮れたのか楽しみです

 

暖かな陽射し

雨や雪も予想された今日でしたが

朝から青空が広がる絶好のツアー日和となりました

暖かな陽射しが降り注ぐ田茂萢湿原を

ガイドクラブのスキー、スノーボード隊が

箒場を目指して歩いて行く

僕らのスキー隊も出発!

樹氷を縫って、みんなで登って行く

きれいな空ですねぇ

辿り着いた斜面を

みんなで楽しんで

向こうに見えるは雛岳

今日はたくさんのガイドパーティーが

あの雛岳の山裾にある箒場に

山を越えて向かっていったようです

好天は午後まで続き

道路の雪が消えてしまうほど

気温も上がったようです

ここ二日の好天で山の中はシュプールだらけ

5cmでいいから、雪降って欲しいね

 

 

 

心躍る

昨日までの天気予報だと

今日は次第に雲が広がり

夕方には雪(市内は雨)になるとのことでした

朝方の好天にツアーの参加者は気が急くのか

ずいぶんと早い時間から

ロープウェーに並ぶ姿が見られました

目指すのはあの山の山頂

心が躍ります

山頂到着

青森市内が一望できる山頂で滑る準備

なんたって雪がある時しか

この前嶽山頂には立てませんから

好天は午後まで続き

雄大な景色に向かってのスキーを

みんなで楽しみました

昨日までの寒さが和らいで

気温が少し上がった今日でしたが

やはりまだまだ風は冷たく感じます

この週末も

心躍るような天気になるといいですね

 

 

 

一年ぶりの集合

スキー誌≪FALL LINE≫2023で特集された

昨年の高田大岳への山行

その際にカメラマンとして同行したのが

映像の関口雅樹氏と、写真の中田寛也氏です

今回の八甲田での撮影で一年ぶりの集合となりました

晴れ男の中田寛也氏が撮影に合流した昨日は

朝から青空が広がるいいお天気

中田さんとケニア

僕と彼らとで撮り合いっこ

実にいいコンビです

斜面の下から滑り手を撮影する二人

滑って来るのは

≪FALL LINE≫の編集を手掛ける寺倉力氏

昨日今日は5人での撮影山行

雪のコンディションも良く

いい撮影ができたようです

こちらは中村農園のガイド平井くん

滑って来るお客さんを

斜面下から撮影してあげていました

撮影日和だったもんね

厳しい寒さの中での撮影でしたが

気心が知れたこのメンツでの現場は楽しくて

笑いが絶えない四日間でした

どんな映像が撮れたのか

どんな写真が撮れたのか楽しみです

また機会があったら

ここ八甲田でみんなで集合したいものです

 

2年越しの斜面

スキー誌≪FALL LINE≫の編集を手掛け

25年程前からの

ガイドクラブのお客さんでもある寺倉力氏

2年前の冬に仕事で訪れた八甲田で滑走中に大怪我を負い

治療とリハビリに1シーズン半程かかったそうです

この冬の初め、八甲田で初滑りを済ませ

その後は精力的に取材に駆け回っているようですが

今日、再び取材でこの八甲田に戻ってきました

隊長、寺倉氏

そして関口雅樹氏(愛称ケニア)と僕の四人での山行

撮影する斜面上で待機する二人と

光待ちの隊長

この後、30分近く光が射すのを待ち

絶妙な光の中、隊長と僕の撮影を終えました

そして

寺倉さんが滑って来る

もう、ニヤニヤが止まらない

最後に滑り降りて来たケニアも

きれいなターン弧を描いてきました

滑った斜面の下で余韻に浸る

そう、寺倉さんが二年前の2/12に怪我をしたのは

この斜面だったのです

2年越しの斜面を滑った寺倉さんと

それを見届けることができた3人

寺倉さんの完全復活の日となったのでした

 

極上の一日に

関東や東北地方の

太平洋側に雪をもたらした南岸低気圧は

八甲田には大きな影響を及ぼさなかったようです

そればかりか、今日は穏やかな朝を迎えたのでした

山頂駅からの眺め

井戸岳と大岳の鞍部に大岳避難小屋が見える

まずはあそこまで

いざ、出発!

次第に青空が広がり

登りながら見る風景は、どこも美しい

昨日からの緩いヤマセ風も影響したのか

雪面には

林立するように表面霜が見られました

この雪が

滑るとシャラシャラと音を立てて気持ちいい

 大岳避難小屋から大岳に登り

大岳8合目付近、万年岩に到着

雛岳と高田大岳を望む

いい眺めだ

大岳の斜面を滑るBUMPS代表石川睦氏

滑り終えて一言「最高だ!」

みんなで滑り終えた大岳の斜面を眺め

箒場まで滑り降りたのでした

天気が好転した上に青空となり

さらに、いい雪を滑ることができて

僕を含め、みんなにとって極上の一日になりました