2017年6月30日金曜日

高田さ行ぐどぉ~! その1

昨年夏、雛岳分岐から高田大岳・小岳鞍部への
登山道の刈り払いが行われました
管理者不在道ということで
久しく刈り払いが行われていなかったので
道はヤブ化し、利用者はほとんどない状態が続いていたのです
多くの登山者はもちろんのこと
僕自身、この登山道の整備を待ち望んでいました
今日、その登山道を歩いて高田大岳へと登ってきました
雛岳分岐を通過してさらにその先へ
雪渓の先に高田大岳
あまたある高田大岳の沢を越えて登って行くと
まずは鞍部の手前でチングルマがお出迎え
そして
高田大岳と小岳の鞍部に到着です
ここで一休みして
目前に聳える高田大岳へ
登りながら振り返ると
さっきまでいた花畑の鞍部がきれいに見えていました
そして高田大岳山頂に到着
眼下には雛岳、その向こうに箒場岱
美しい風景が広がっていました
山頂の風は心地よく
かいた汗を乾かすには十分でした
この続きはまた明日


2017年6月29日木曜日

色とりどり田代湿原

今日も朝からきれいな青空
「スイレンの花、増えだべが?」そう思って
田代湿原に出掛けてきました
山々もきれいに見えて
山の残雪もワタスゲの果穂もあとわずかです
池塘に咲くスイレン
先週は一輪しかなかった花がたくさん咲いていました
水辺にはルリイトトンボがペアリング
 上が雄で下が雌らしい
か細いながらも美しいトンボです
じっとして餌の到来を待つモウセンゴケ
葉の先の粘液がみずみずしく見えます
こちらも花の数が増えていたトキソウ
 
青空に映える小さな花やトンボなど
色とりどりの田代湿原です
 
沖揚平の中村農園ご一行様
お昼ご飯に来店するの図
MattsもHiraiも
夏らしくなってきた陽気に日焼けしてました

 
 



2017年6月28日水曜日

今年初の海へ

今朝は早起きして山に向かいました
今年初の波乗りに行くためです
快晴、静穏な山で準備し、海へ
海に出掛ける時には必ず立ち寄る
七戸町営石倉牧場から山並みを望む
放牧された牛も気持ち良さそうにしていました
辿り着いたポイントも
穏やかに晴れ渡っていました
青森のサーフショップgre' Kousukeくん
今日も歓声を上げて乗りまくっていました
僕はと言えば
今シーズン初の波乗りにすぐ腕がパンパンとなり
小一時間ほどで海から上がってきました
黄色いブタナの花に蜂
これから田代平一帯を黄色に染めあげていきます

水も風もまだ冷たい青森の海ですが
楽しみだった海に行くことができて
さっぱりしました

2017年6月26日月曜日

夕暮れの青空

朝、箒場へ向かう道すがらは霧雨が降っていました
それが箒場が近づくにつれ次第に青空に
朝早く酸ヶ湯方面から来た人の話では
向こうは風に霧雨に大変な天気とのこと
結局、今日は一日中きれいに晴れ渡っていたのでした
夕暮れ時の雛岳と青空
風は強く冷たいものの気持ちのいい散歩です
赤倉岳にまとわりついて離れない雲
今日登山したShibaちゃん、Ogataくんによると
稜線は寒く、爆風だったそうです
高原に咲くカンボクの花
夕陽を浴びるアカツメクサの花
きれいな夕暮れ時の青空に
散歩しながら山に見とれていました

2017年6月25日日曜日

田代湿原に初夏の花

夏至が過ぎ、梅雨もこれからが本番です
多くの人を楽しませたワタスゲは見頃が過ぎましたが
田代湿原には初夏の花たちが咲き始めました
朝早くの田代湿原は風も無く
池塘にはきれいに山が映っていました
見頃を迎えたニッコウキスゲ
空に向かって
淡いピンク色の花がきれいなトキソウも咲き始め
水面に花を見せ始めたスイレン
朝露をつけるモウセンゴケ
小さな花をひっそりと咲かせるツルコケモモ
 
小さくて可憐な花が咲く田代湿原
ワタスゲの見頃は過ぎましたが
そんな初夏の花を探しながら歩くのも楽しいです






2017年6月23日金曜日

思い出を辿る

2011年、震災があった年でした
一組のご夫婦が当時運行していた
八甲田シャトルバスを利用し箒場を訪れました
バスの待ち時間にコーヒーを注文してくれ
少しばかり言葉を交わすと東京からお出でになり
ご主人の仕事の関係で
青森に暮らしたことがあるということでした
それからは青森に来る度に店に立ち寄ってくれ
亡くなった母も楽しみにしていたものでした
そのUchidaさんが今日、箒場を訪ねてくれました
亡きご主人が愛用していたカメラで
山の風景を写すUchidaさん
僕と二人でつつじの小径を辿って
グダリ沼へと出掛けてきました
グダリ沼で憩う
ご主人との思い出がいっぱいのグダリ沼です
澄んだ水とバイカモの緑
陽射しを受けて輝く水面
いつものブナにも立ち寄って
ベニバナイチヤクソウにも陽射し
 
去年はここに来ることができなかったUchidaさん
箒場の店が
僕たち夫婦で続いていることに安堵した様子で
「また来るわね」と言って今日の宿へと帰りました
こうしてこの箒場の店を訪ねてくれる人がいることに
感謝の気持ちでいっぱいです


2017年6月22日木曜日

風に吹かれて

青森も昨日梅雨入りしたそうです
昨日の午後には強い風とともに大雨になり
その雨は一晩中続きました
今日は雨は上がったものの
終日西寄りの強い風が吹いていました
風は轟音を立てて木々を揺らし
ブナやミズナラなどの葉が引きちぎられ舞っていました
午後遅くにはようやく晴れて
ブナの木肌には木漏れ日が
強風に落とされたブナの実
春早い花の時季の風をも乗り越えて結実したのに
この風には敵わなかったようです
林床を歩くエゾハルゼミ
風が強すぎて飛べないのかな
純白の花がきれいなツルアジサイ

梅雨時にこそきれいに咲く花があります
見逃さないようにしないとね

2017年6月20日火曜日

グダリ沼で咲く花たち

今日は終日青空が広がる一日になりました
風もなく穏やかな日に
暖かな外をついフラフラしたくなります
陽も傾きかけた午後遅く、グダリ沼に出掛けてきました
流れを照らす陽射しに水面がキラキラ輝いて
前回訪れた時は
一輪しか咲いていなかったオオタカネバラですが
たくさんの花を咲かせていました
冷涼な気候の場所に咲くこのオオタカネバラ
貴重な種です
オランダガラシの花も咲き出して
湧き水が湧き出す上流では
周囲の木々の緑が水面に映ってきれいです
水辺に咲くオオヤマフスマの小さな花
汗ばむほどの陽気でしたが
グダリ沼の瀬音に涼しさを感じて帰ってきました
 
 


2017年6月19日月曜日

薄暗い森で

薄雲が広がるものの
今日も朝から陽が射す、穏やかな一日でした
箒場の辺りの森はと言えば
緑濃い夏色の木々の葉に覆われ、林床は薄暗ささえ感じます
雛岳登山道の入り口に立つ大きなブナ
雛岳に向かう登山者を見守っています
木陰で咲くツルシキミの花
やがて赤い実となります
こちらも森の林床で咲くコケイラン
目立たぬようにひっそりと咲いています
艶やかな葉で
わずかな光を反射するコシアブラ
陽射しの強さと森の木陰の涼しさが
一層対照的な季節になってきました