2016年6月30日木曜日

キンコウカ咲く

6月中旬からしばらく続いたヤマセも落ち着き
ここ数日は、時に暑さを感じるような陽気です
高原や湿原に咲く花も
夏に似合う黄色の花が目立つようになってきました
夏色の田代湿原
今日は午後から田代湿原に出掛けてきました
キンコウカが咲き始めました
夏の到来を感じさせる花です
モウセンゴケも勢いを増し
トキソウは涼やかに咲く
池塘越しに見る山々

陽が照ると汗が滲み出てくるほどの暑さでした
寒くて吹雪く山も好きだけど、夏の暑い山も好きです



2016年6月29日水曜日

グダリ沼から森へ

朝から晴れ間が広がる一日でした
風も緩やかで、穏やかな心地いい日になりました
いつもと変わらず
湧き出す水が流れるグダリ沼
今はオランダガラシの花が真っ盛り
モンシロチョウが花から花へと舞っています
流れの涼やかな音が夏に似合います
木漏れ日が落ちる午後の森へ
ふと足元に目を落とすと
ノウゴウイチゴの赤い実が草陰になっていました
真っ赤に熟した1㎝ほどの大きさの苺
健気で可愛らしかったです

高原の日向も日陰も
気持ちのいい散歩ができる日でした
 

2016年6月28日火曜日

牧歌的な風景

広大な放牧地からなる田代平一帯も
今は放牧される牛の減少から
利用されていない牧場がほとんどです
かつては肉用牛の
日本短角と黒毛和種合わせて1,000頭程いた牛も
今は100数十頭ほどまで減り、少し寂しさも感じます
僕が子供の頃には店の周りにも
牛や馬が普通に見られたものですから
それでもその牧歌的な風景は
今も当時も変わらず、そこにあります
七戸町営石倉牧場から山を望む
早朝、山の麓には霞がかかっていました
放牧される牛たちはのびのびと過ごしています
牧場に立つブナ
今はブタナの花が牧場中に咲き誇っています
雄大な山々と広大な牧場
 
気持ちがすっきりする風景です
 

2016年6月27日月曜日

降り注ぐ夏の陽射しに

今日の田代平は
朝から青空が広がる、穏やかな一日になりました
昨日の冷たい風も収まり
田代平一帯には夏の陽射しが降り注いでいました
青空と白い雲と雛岳
高原に咲くコウリンタンポポ
外来の帰化植物らしく
繁殖力旺盛で、毎年少しずつ増えているようです
コウリンタンポポとブタナ
風にユラユラ揺れて
ノイバラの花にも陽射し
実家が八戸で浜松に暮らすTakahashiくん
昨日は函館で開催されたハーフマラソンに参加し
今日はグダリ沼、田代湿原
そして雛岳の裾にギンリョウソウを探しに出掛け
田代平を満喫したようです
咲き始めたエゾアジサイに
ようやく夏の陽射しが届きました

田代平にも夏が近づいてきたようです


2016年6月26日日曜日

強風の週末に

この土日、山には強い風が吹いていました
時折雨も混じり、すっきりしない天気でした
それでも長く続いたヤマセは止んで
ほっと一息、と言ったところです
森に陽が射し込んで
林床で太陽に向かって咲くキバナノニガナ
高原で咲いているウスアカノイバラ
辺りは薔薇特有のかぐわしい香りがしています
細かい雨が降っていた夕方には
高原のすぐそこから虹が出ていました

ヤマセがひと段落したので
夏らしい暑い日が来ることを期待しています

 


2016年6月24日金曜日

紫陽花

里に紫陽花の花が咲き始め
「山の紫陽花もそろそろだべが」と思っていたら
こんなに肌寒いのに咲いていました
店の側に咲いていたエゾアジサイの花
独特な青い色合いの花びらに雨滴がついています
エゾアジサイも雨が似合う花です
連日の雨と冷たい風にきのこは生き生きとして
裏の林もしっとりとしています
 
雨でも寒くても
エゾアジサイは凛として咲いています

2016年6月23日木曜日

ジッと待つ

寒い一日でした 
気温は約15度ほど
オホーツク海から張り出す高気圧と前線の影響で
ヤマセの冷たい風が吹き続けています
薄暗い森で空を見上げる
木陰で咲くベニバナイチヤクソウ
たくさんの花が咲いています
ツルアジサイの花
森のあちらこちらで高い木に蔓を這わせ
白い花を咲かせています
寒さをしのぐように
ジッと草に掴まって暖かくなるのを待っているようです

しばらく続いているヤマセですが
梅雨だから仕方がありません
花も虫も鳥たちも
そしてもちろん僕らも
カッと照り付ける陽射しを待っています
 

2016年6月22日水曜日

久しぶりのPeakへ

いまだヤマセの風は止まず
今日も朝からどんよりとした空模様でした
朝、雛岳は雲に覆われ見えませんでしたが
それを承知で登りに行ってきました
標識⑥と⑦間にある僕の好きな休憩ポイント
正面の赤倉岳では
東からのヤマセの雲と西からの雲が
せめぎ合っている様子がうかがえます
雛岳Peak到着
  久しぶりのPeakは
案の定霧に包まれ、冷たい風が吹いていました
この方向に見えるはずの
大岳や赤倉岳も雲の中です
Peakで咲くマルバシモツケの花
コケモモの花もたくさん
コミヤマハンショウヅルもひっそりと
Peakでの滞在はわずか15分程
雛岳の登山道を速足で店へと戻りました
視界はきかなかったものの
雛岳に登ってさっぱりしたのでした



 

2016年6月21日火曜日

夏 至

緩いヤマセの風が吹いていた今日
箒場の辺りはどんよりとした雲に覆われていました
薄暗い森へと足を踏み入れてみました
数年前、風で幹の上部を失った
ブナの木のもとへ
一冬越す毎に残っていた枝まで失った木
抜けて見える空の大きさが
かつてのこのブナの枝の広がりを感じさせます
枯れた幹に生えていたウスヒラタケ
落ち葉を突いて伸びるギンリョウソウ
鳥たちの鳴き声だけが響く森
 
今日は一年のうち最も昼の時間が長いと言われる夏至
薄暗い森ではありましたが
その空気は夏の匂いがしていました

2016年6月20日月曜日

静かに楽しむ田代湿原

早朝まで降っていた雨は上がって
雲は多く残るものの、穏やかな天気の朝になりました
「次は何の花咲くんだっけ?」と、田代湿原に向かいました
先週来た時には
水面に葉が出ていただけだった池塘のスイレン
もう花が咲いていました
涼やかな色合いです
これからしばらくは楽しめそう
トキソウもたくさん咲いて
湿原にある小さなテラスに腰かけ
山を眺める人たち
通りすがりに「雨降らなくて良かったですね」と
声をかけると
「本当に!」と応えていました
するとこの3分後くらいに急に雨に
みんなで一斉に帰路についたのでした
市内の天候もすっきりしないせいか
湿原を訪れる人も少なく
静かな田代湿原を楽しんできたのでした