2014年5月17日土曜日

歴史を辿る

今日の山は深いガスに覆われ
時折雨がパラつく、寒い一日でした
雨は身体を濡らす程ではなかったので
久しぶりに午前午後と、半日ルートに出掛けました
山頂駅からしばらく滑り降りてもガス
それでも冷え込んだおかげで、よく滑るいい雪でした
切り払われて、滑り易い幅を持つこのルート
ルートの終点には「100」と記された赤い三角の表示板
昔、まだ八甲田ロープウェーなどなかった時代に
酸ヶ湯温泉と萱野高原を結ぶスキールートとして
「田茂萢ルート」と名付けられ開設されたのだそうです
山中にあまたあったこの三角表示板も
長い年月の間に欠け落ちたり
または、張り付けた木そのものが倒れたりして
なかなか目に触れる機会が少なくなりました
この「100」という文字が消えることなく
鮮明に残っていることに驚きです
「100番、いがったな(良かったな)」と
滑り終え、隊長と話ししていました
時代は変わり、使っている用具やウェアなどは
想像もつかない程の進化を遂げましたが
先人が創った山の歴史を辿り、昔を想う
いい一日になりました
 

 

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