2010年8月12日木曜日

夏の思い出

       小学校時代の夏休みの思い出といえば
       普通は、家族旅行とかプール、お祭りなどでしょうが
       自分は夏休み中、山の店で過ごしていたので
       ほかの子供たちとは少し違った毎日でした
       当時は、高原で遊んだ人たちはゴミは置きっぱなし
       飲んだビール瓶やジュースの瓶も捨てっ放しでした
       一考したうちのばあさん、「マーちゃん、ネゴふっぱって
       ビンっこ拾って来いへ」と言うのでした

        これが 当時から使っているネゴ
        無駄を省いた、究極のフォルムです
        津軽では一輪車をネゴ車と言い
        実際は押して利用するのに、引っ張る(訛って
        ふっぱるになる)と表現するのです

        このネゴ車に空瓶をいっぱいに集め
        転ばさぬよう、バランスよく運転して店まで
        帰って来ます
        崩れて全部バラまいた時は絶望的になります
                 瓶を拾って帰ると、ばあさんが1本5円で引き取ります
        そのお金で自分の店でラムネやファンタオレンジを
        買って飲むのでした 初めてのアルバイトです
        高原はきれいになる、孫は働く事を知る
        自分にはジュースの代金が入る たいしたばあさんです
        だからこのネゴ車はなかなか処分できません

        赤くなりだしたエビガライチゴ
        瓶拾いの途中、食べた記憶があります


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