小学校時代の夏休みの思い出といえば
普通は、家族旅行とかプール、お祭りなどでしょうが
自分は夏休み中、山の店で過ごしていたので
ほかの子供たちとは少し違った毎日でした
当時は、高原で遊んだ人たちはゴミは置きっぱなし
飲んだビール瓶やジュースの瓶も捨てっ放しでした
一考したうちのばあさん、「マーちゃん、ネゴふっぱって
ビンっこ拾って来いへ」と言うのでした
これが 当時から使っているネゴ
無駄を省いた、究極のフォルムです
津軽では一輪車をネゴ車と言い
実際は押して利用するのに、引っ張る(訛って
ふっぱるになる)と表現するのです
このネゴ車に空瓶をいっぱいに集め
転ばさぬよう、バランスよく運転して店まで
帰って来ます
崩れて全部バラまいた時は絶望的になります
瓶を拾って帰ると、ばあさんが1本5円で引き取ります
そのお金で自分の店でラムネやファンタオレンジを
買って飲むのでした 初めてのアルバイトです
高原はきれいになる、孫は働く事を知る
自分にはジュースの代金が入る たいしたばあさんです
だからこのネゴ車はなかなか処分できません
2010年8月12日木曜日
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