2016年6月18日土曜日

緑鮮やかに

朝、山の店へと向かう道すがらは
細かな雨を降らせる霧の中でした
ところが銅像茶屋の辺りまで来ると青空に
田代平は今日一日晴れていました
青空とグダリ沼
もう夏の様相です
木漏れ日が射し込んでバイカモは緑鮮やかに
湧き水の中で茎を伸ばすバイカモと
水面に映る青空がきれい
水辺で咲くオランダガラシ(クレソン)
草原にはカラフトホソハコベの小さな花も
ちゃぷちゃぷと
音を立てて流れるグダリ沼の湧き水
 
グダリ沼に降り注ぐ陽射しは強く
久しぶりに暑さを感じました
もう夏がすぐそこまで来ているんですね
 

2016年6月17日金曜日

花びらに滴

今週に入って降り出した雨はなかなか収まらず
降ったり止んだりのすっきりしない天気が続いています
高原に咲く花はその雨を浴びて
生き生きとした様子でした
高原に咲くウマノアシガタ
いつもの場所に群生して咲いていました
花びらに滴
ウマノアシガタの花びらはつやつやしていて
好天時は光っているのですが
雨の滴もよく似合います
可憐な花を咲かせるオオヤマフスマ
木陰に咲くコケイラン
午後にはようやく雨も上がり
夕方には少しだけ青空がのぞいてきました
裏の林に久しぶりに陽が射し込みました
 
梅雨だから雨はしょうがない
でも、雨でも歩けば
いろんなものを見ることができるはずです

2016年6月15日水曜日

静寂の森

梅雨時らしい天気が続きます
今日も霧雨混じりのヤマセの風が吹き
山々の姿を見ることはできませんでした
裏の森を少しだけ散歩です
昔は学校キャンプなどで利用されることもあったこの森
今は訪れる人も少なくなり
林床はブナの稚樹で覆われています
木陰で咲くクルマバソウ
ギンリョウソウにジッと掴まっていた緑色の蛾
真っ白で可憐な花をつけるツマトリソウ
いつものブナはたくさんの枝葉で
その樹下をいっそう薄暗くしていました
 
肌寒さも森に入れば気になりません
キビタキやアカゲラの鳴き声を聴きながら
上を見たり下を見たりして歩いてきたのでした
 

2016年6月14日火曜日

雨の田代湿原

梅雨入りした青森
今日は久しぶりにヤマセの風が吹く、肌寒い一日でした
風に乗って細かい霧雨が降る中
田代湿原に出掛けてきました
湿原のほぼ中央にある池塘には
スイレンの葉が多く見られるようになってきました
雨に濡れるニッコウキスゲ
あちらこちらで鮮やかな黄色の花を咲かせ始めました
見逃してしまいそうな程小さなツルコケモモの花
モウセンゴケも丈を伸ばして
雨の中、お客さんをガイドしていたのは
酸ヶ湯のSatoshiくん
 雨に濡れる花々がきれいな田代湿原でした
久しぶりに霧が入り込んだ裏の林
木々の葉から雨粒が落ちてしっとりしていました

2016年6月13日月曜日

梅雨入り

今日、東北地方も梅雨入りしました
朝から空は雲で覆われ、小雨が降る一日でしたが
小止みになった午後、つつじの小径を歩いてきました
つつじの小径沿いに咲いている
ベニバナイチヤクソウ
木陰でひっそりと咲いています
コケモモの花も咲き揃って
マルバシモツケはこれからが見頃
遅れて咲いたレンゲツツジもまだ観ることができます

「そっかぁ~、梅雨さ入ったんだ」と
終日の曇り空を見上げていました
この梅雨時の雨が
花や木々を一層きれいに観せてくれるはずです

2016年6月12日日曜日

高原に響く

今日、「東八甲田つつじ祭り」が開催されました
開会式直前に突然の雨に見舞われたものの
短時間で雨は止み
その後はまさにイベント日和の好天となってくれました
雲は残るものの
雨が上がってほっとしました
例年、つつじ祭りの開会式に併催される夏山開き宣言
登山囃子が山に響き
八甲田に夏が来たことを実感します
さまざまなイベントを経て
最後は毎年恒例綱引き大会です
うちの店のお客さんたちも大奮闘
綱ごと引きずられる参加者もいますが
足元が芝生なので大丈夫
早咲きだったレンゲツツジもこの祭りまで残ってくれ
まさに花を添えてくれました
うちの店も
小学校からの僕のケヤグ家族や
ガイドクラブの山仲間家族
そして、常連のお客さんなど
夕方まで店は賑わっていました
僕自身「田代平の気持ち良さを感じてもらえたら」と
そう考えながら今日を過ごしたのでした
 


2016年6月10日金曜日

高原をひと歩き

昨日の雨も上がって、山は朝からいいお天気でした
日中は何かと忙しくしていたので
陽が傾いた夕方に少しだけ高原を歩いてきました
見頃を迎えたマルバシモツケの花
この花が観たくて散歩に出掛けたのです
小さな花たちの集合体のようなこの花
気持ち良さそうに西陽を浴びていました
真っ白な花が青空に映えるカンボク
「この時間、きれいだな」と、独り言
早咲きしたレンゲツツジでしたが
どうやらつつじ祭りまで花がもってくれたようです
もう少しだけ
赤く染まった高原を楽しみたいものです