真冬の高田大岳

撮影の仕事は今日が三日目

とりあえず最終日です

昨シーズンは高田大岳に向かいながらも

大雪と視界不良の為、途中で断念していました

その高田大岳に

昨年と同じメンツで、今日、出掛けてきました

出発地点は谷地温泉

朝、山荘を出る頃は

曇って小雪が舞っていましたが

箒場から谷地温泉に向かうにつれ青空に

みんなのテンションが少し上がる

気持ちのいいブナの森を

汗をかきかき登って行く隊長

「お～、見えた!」

真っ白な高田大岳が姿を現す

標高を上げると南八甲田も見えて

写真はカメラマン中田寛也氏(左)

動画は関口雅樹氏が担当

去年も一緒に山で時間を過ごした二人は

気心が知れる上

山が大好きでタフな男たちです

高田大岳山頂到着

みんなで「お疲れさま」の声掛けをし

すぐに滑走、撮影の準備をする

薄日が射して陰影が判るタイミングでドロップイン!

程よい量の新雪が積もった大斜面を

一気に滑り降りてきました

入ってきた無線機のからは

「良かったです。ありがとうございました」

という、ケニア(関口雅樹氏の愛称)の声

「いえいえ、こちらこそありがとうございました」

本当に気持ちのいい一本を終え

隊長の滑りを下から眺めていました

全ての撮影を終えて谷地温泉に滑り降り

山荘に戻る途中の道からは

僕らが滑った高田大岳の斜面が

きれいに見えていました

登った疲労感も吹き飛んでしまうほど

高田大岳の斜面の雪はいい雪でした

真冬の高田大岳を

登って滑った僕を含む4人は

充実感でいっぱいの顔をしていました