この春病気が判明してからは
病気に向き合い、懸命に治療と静養をしていましたが
かなわず、81歳の生涯を閉じました
45年前、箒場の店の開店と同時に
当時36歳で山で仕事をするようになった母は
以来45年もの間箒場の店を守ってきました
いつどんな時でも訪れたお客さんに優しい笑顔で接し
みんなから“かあさん、かあさん”と慕われた人でした
ずっと仕事をしっ放しで
趣味のひとつも持たない母でしたが
店でのお客さんの会話が喜びだったのでしょう
仕事を終え家に戻ってからの
家族三人での晩ご飯を楽しみにし
家内の作る食事をいつも「おいしいのぉ」と
毎日嬉しそうに食べていました
そうして亡くなる4日前まで家で過ごしたのでした
僕が山で好きなように活動できたのも
母が店を守ってくれていたからです
“箒場”は間違いなく母の店でした
2010年夏 家族で
テレビを観て笑う母
この夏、裏の林を歩く母
盛岡に暮らす兄家族と僕らに囲まれて
母が居なくなっても温かいままの箒場でいられるよう
これからも過ごしていきます
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