2012年10月12日金曜日

ミズナラの木

年配の人たちの話を聞くと
田代平は元々、ミズナラの木が多い樹相だったのだそうです
それが昭和の始めからミズナラを材とした炭焼が盛んとなり
また、学校などで需要があった薪としてその多くが切りだされ
跡地には繁殖力の強いブナが生い茂った、ということです
実際に雛岳の裾を歩くと、大きなミズナラの木に出会います
きのこ採りにはマイタケが生る木として
子供たちにはドングリの木として
森の動物にも食べ物となるドングリ生らす木として
残されたミズナラの大木たちは
たくさんの役目を担っているように思われます
若いブナに囲まれて立つミズナラの大木
この木にも、この木の周りにも
きのこがでないのは判っているのに
秋には必ず見に行きたくなる木です
たくさんのドングリを落としていました
帰りに立ち寄ったグダリ沼は
対岸がきれいに紅葉し出しました
グダリ沼の上流に立つミズナラに這うツタウルシ
色付いた雛岳の稜線に
陽が射しこんできれいでした
 

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