2015年8月17日月曜日

静けさの中で

いまだヤマセの風は吹くものの
今朝は、一時青空が広がっていました
朝早いうちにグダリ沼に出掛けてきました
 雛岳と赤倉岳
久しぶりに姿を見ることができました
流れの中で咲いていたバイカモの花
夏も終わりに近づいてようやく開花です
青々とした苔のそばにシウリザクラの落ち葉
シウリザクラは色付いて落葉するのが
他の広葉樹に比べ特別早い木です
 流れの中でジッと餌を待つアオサギ
グダリ沼のアオサギは
遠くに人の気配を感じるとすぐ飛び立つのですが
今日はのんびりしていました
真っ白な花がきれいなウメバチソウ
グダリ沼にほど近い場所で
ひっそりと、そしてたくさん咲いていました
バイカモもウメバチソウも
名前の由来は“梅の花”からきているそうです
去年は水面を覆い尽くすほど
秋遅くまで咲いていたバイカモ
今年は咲き始めたばかりで
どれだけ多くの花を咲かせるかはわかりませんが
流れに咲く花は健気で、そして力強さが感じられます

2015年8月16日日曜日

霧の高原で

いわゆるお盆休みも今日で一区切り
お盆直前までの暑さは和らぎ
八甲田は肌寒く感じられるほどの涼しさが続きました
今日も晴れたり、雨が降ったり、霧がかかったりと
すっきりしない空模様の一日になりました
夕方には田代平一帯に濃い霧が
霧雨に濡れる高原のアオモリアザミ
きれいな色合いです
キンミズヒキの花も
まだ開かないススキの穂につかまるアキアカネ
羽も霧雨に濡れています

せっかくのお休みも
特にヤマセの影響を受ける県南地方は
グズついた天気になってしまいましたが
暑くてバテ気味だった身体には
いい涼しさだったのではないでしょうか
遅れて夏休みをとる方たちも
涼しくなった八甲田へ足を運んでください

きのこ名人Katsubon初収穫の図
裏の森に出掛けトンビマイタケを見つけてきました
波乗りしなきゃいけないし
きのこ採りしなくちゃなんないし
彼にとって忙しい季節になってきたようです
 

2015年8月14日金曜日

森に波紋

お盆休みに入ってから箒場の辺りを含む県南は
ヤマセで肌寒くなってしまいました
加えて今日は朝から雨となり
その雨は終日降りしきっていました
ブナの幹を伝う雨の滴
林床にドクベニタケ
涼しさに雨が加わって
あちらこちらにきのこが出ています
暗い森にできた水溜りに波紋
雨の滴が葉を濡らし、水溜りに落ちて波紋を創ります
水溜り越しにいつものブナを
 
せっかくのお盆休みも
この雨で予定変更を余儀なくされた方も
多かったのではないでしょうか
それでもお昼に遊びに来てくれてた
沖揚平のKasaiさんにとっては
ちょっとした農作業の中休みになったようです
残り僅かのお盆休み
天気が上がるといいですね

2015年8月12日水曜日

雨上がりの森に夕陽

昨日同様今日も、午後遅く一時的に強い雨になりました
雨はすぐ上がり、森に夕陽が射し込んできれいでした
濃密に生い茂った木々の葉の間から陽射し
林床のミズナラの稚樹にも
雨で濡れたブナの木にも
雨上がり、水分の多い森に陽が射すと
スポットライトのような光の効果を見ることができます
それがまたきれいなんです

もうお盆休みに入った関東からのお客さんが
店に立ち寄ってくれています
このお盆、天気に恵まれるといいですね

2015年8月11日火曜日

残 雪

八甲田で最後まで見ることができる残雪と言えば
大岳東斜面です
冬から春にかけての雪山ツアーでもよく利用するこの斜面
天気がいいと箒場の高原から望むことができます
その雪も残りわずかとなってきました
 その部分だけがわずかに白い大岳の残雪
ここ一両日中でも消えてしまいそう
雪が多かった年には
9月まで残っていたこともありますが
今年は記録的な少雪と
春からの暖かな気候で早めの雪消えになりそうです
赤倉岳の向こうから湧き上がる夏雲
つつじの小径から山を望んで
高原に咲いていたオトギリソウの花
夕方には空が一面暗くなり突然の雨
それでも雨が降りながらも薄日が射して
きれいな森になりました

大岳の残雪が消えて
あと4ヶ月もすればまたスキーシーズンです
暑さにバテ気味のみなさん
あともう少しで滑れますよ

2015年8月10日月曜日

夕暮れに

蒸し暑さが残る夕暮れ時に
少しだけ店の周りを散歩してきました
林床にアカヤマドリ
こんな感じだけれど食べることができるきのこです
早くも赤くなりだしたアキアカネ
高原の草刈りをするアカトラ
お盆休み前の園地整備です
日が暮れるまで頑張っていました
少し風が冷たくなる夕暮れのこの時間
散歩するのにいい時間です


 



2015年8月9日日曜日

秋の気配

「秋の気配って、こんなに暑いのに何?」
そう思われる方もおいででしょうが
昨日は暦の上では立秋でした
田代平一帯は昨日までのヤマセの涼しい風が止み
またまた暑さが戻ってきましたが
高原には着実に秋が近づいてきている様子が見られます
そう、ススキの穂が出始めたのです
季節の移ろいは早いものです
沈んでいく太陽が雲の隙間から見えて
とてもきれいでした

青森ではねぶたの最終日を“七日日(なぬかび)”と呼び
「なぬかび過ぎると風が冷たくなる」そう言われています
なるほどこの夏はその通り
朝晩は風がヒヤっとしてきたようです
今週はお盆休みで帰省の人も多いはず
日中の暑さを山で凌いではいかが?