2019年8月9日金曜日

グダリ沼にて

朝から乾いた風が強めに吹いていました
気温は相変わらず高いものの
風のおかげで凌ぎやすい一日となりました
源流の木陰で涼む
陽射しが水面と川底を照らしてきれい
水中で揺れるバイカモ
「ここら辺に早咲きのバイカモの花があったっけ」
水際を歩いて見つけました
バイカモの花はこれから秋に向け
訪れる人を楽しませてくれるはずです
勢いよく流れだす湧き水は
滔々と下流へと流れて行きます

暑さで汗かく毎日ですが
グダリ沼の水の冷たさが
さっぱりとした気持ちにさせてくれました
 


2019年8月8日木曜日

立 秋

今日は二十四節気の立秋
暦の上では秋を迎える頃なのだそうです
しかし、この夏は八甲田もまだまだ暑さ厳しく
夏真っ盛りと言った感があります
今日も夏空が広がって
大岳の残雪もずいぶん解け
残りわずかとなりました
あんなに雪があったのにね
尾が赤くなったアキアカネ
日向は暑くないのかな
陽射しが強くて、木陰の方が過ごしやすい

大暑から始まったこの暑さ
雨の少なさもあって山はカラカラです
こんなに長く暑さが続く夏は久しぶりです
明日以降はようやく暑さも和らぐと言います
やはり少しずつ
山は秋へと向かって行くのでしょう


2019年8月7日水曜日

悠々と

連日の暑さと雨の少なさに
川の水の流れも緩く、水量も減少気味です
「魚っこ、元気にしてるんだべが?」そう思い
近くの井戸沢に出掛けてきました
ちょろちょろと流れる水が溜まったプール
周りの木々と青空を映してきれい
「おっ、いだ!イワナだ」
丸々と太ったイワナが悠々と泳いでいました
コイツは体長10cm程の稚魚
大人のイワナより警戒心が少ないのか
僕がいても気にならない様子
心配ご無用とばかりに
イワナたちは川面に落ちる虫を食んで
元気に動き回っていました
川岸で咲いていたミヤマホツツジ

むつ市で勤務するNakamuraくん
この冬、ガイドクラブのツアーに参加して
せっかく常連のみんなにも顔を覚えてもらったのに
「僕、北海道に転勤決まったんですよ」と
今日、箒場に報告に来ました
「お正月と、GWには...」と
早くも次の勤務地からの八甲田を楽しみにしています
また冬に八甲田で会おうね




2019年8月5日月曜日

夏の盛りに秋の兆し

朝晩は幾分過ごしやすくなりましたが
日中は山も結構な暑さです
少しずつ昼の時間が短くなり
昼と夜の温度差が出てきたからなのでしょうか
山ではわずかに秋の兆しが
夏空が広がった朝、田代湿原へ
風も無く、強い陽射しで肌がジリジリとします
湿原で咲くウメバチソウ
僕の中では夏の終わりに咲く花のイメージです
きれいなピンク色をしたネジバナも
鮮やかに咲くコオニユリ
池塘にはたくさんのスイレンの花

木道沿いのヤマウルシの葉が
赤く色付き始めるなど
少しずつ秋の気配が見られるようになった八甲田
夏休みは暑い里を逃れ
涼しい山へとお越し下さい




2019年8月4日日曜日

沢遊び

沢登り、沢サップ、カヤック、キャニオニング
最近ではいろんな沢遊びがありますが
僕の沢遊びはかわいいもんです
青空の下、近くの沢へと出掛けてきました
青空を映すきれいな流れ
もの凄いスピードで
イワナが岩の下へと泳いで行きます
そんな沢で石を拾い上げてみると
「いだ!サンショウウオ」
居心地悪そうに
僕の手のひらの上でジッとしています
足の爪がかわいい
流れる水の音が涼しさを感じさせる
この時季の沢
いつもの夏と同じく、サンショウウオに会えました

小学校の頃からのケヤグTadashiと家族
 子供たちが小さい頃から
休みのたびにここ箒場を訪れ
よくみんなで遊んだものです
長女Misa、その息子Reo、長男Syoutaと
今でもみんなここを好きでいてくれているようです
よく喋るようになったReoの
「お待ちどうさまでしたぁ」に
みんなで大笑い
いい一日だったね

2019年8月3日土曜日

夏の思い出

小学生だった頃
夏休みに入ると山で過ごしていました
小学生にできる店の手伝いはたかが知れているもので
もっぱら高原を駆けまわっていた記憶があります
「八甲田温泉さ湯さ入りに行って来い」そう父が言うので
炎天下、店から歩いて八甲田温泉に向かいます
当時は今ほど車の往来は多くなく
あっちフラフラ、こっちフラフラしながら歩いて行くのです
そんな時によく立ち寄ったのがこの沼
当時は周りが芝生で行きやすかったのですが
今はヤブ漕ぎして辿り着きます
「よく枯れねんであるもんだな」
いつも水を湛えるこの沼
今でも暑くなると必ず出掛けたくなるのです
ヤゴを見つけたり
アカハライモリで遊んだりと
ひとしきり時間を過ごし
また八甲田温泉へと向かって歩き出します
そうして八甲田温泉に着くと
フロントの境さんっていう優しいおじちゃんが
「歩いて来たのが?湯さ入りへ」と笑顔で迎えてくれました
他にお客さんがいないことをいいことに
大浴場で泳ぎの練習したりして大騒ぎ
せっかくお風呂に入ったのに
大汗かきながらまた歩いて店へと戻るのでした
そんな時間を子供だった僕に過ごさせてくれた
両親に今でも感謝しています
僕の楽しかった夏の思い出です


2019年8月1日木曜日

夏のシーン

暑い日が続くようになり
山ではコエゾゼミの鳴き声がそこかしこで聞かれます
「どっかで羽化してねぇがな」そう思い、森を歩くと
土から這い出し
じりじりとブナの木を登る個体を発見
三時間後、再びこの木に出掛けると
もう殻から出て
きれいな羽を伸ばしていました
これからこの幹を登って行くのでしょう
そしてみんなに負けじと鳴き出すはず
蝉の羽化は夏のシーン
透き通る青い羽を見るのが好きです

今日8月1日は
亡き友Takaちゃんの命日にあたります
早朝海に出掛け、手を合わせてきました
「山でも海でも、楽しく遊べてます」と
Takaちゃんに報告し
誰もいない海で
一人、波乗りを楽しんで来たのでした