2018年6月13日水曜日

雨の森

今日も朝から小雨が降る
肌寒い、グズついた天気になりました
6月に入って暖かな日が続いていた時には
「ひと雨欲しいな」なんて思っていましたが
ここ数日の寒さと雨に今は
「いつまで続くんだべ」そう思わずにはいられません
傘を差し、雨の森を散歩
幹を伝う雨の滴が木肌を鈍色に
ギンリョウソウには雨が似合う
店の裏で咲くヤマオダマキ
この寒さが来る前まで森で鳴いていた
エゾハルゼミたちはどうしていることでしょう
また暖かくな日が来た時に
寒さを凌いだ蝉の鳴き声が聴きたいものです

2018年6月11日月曜日

梅雨入り

先週までの暑さはどこへやら
週末土曜日から続くヤマセで肌寒い田代平です
東北地方もいよいよ梅雨入りとのことですが
午前中、わずかに陽が射したので
今日も田代湿原へと出掛けてきました
高田大岳の左側に見えるはずの雛岳は
ヤマセの雲にすっぽりと覆われていました
田代湿原に咲き出したニッコウキスゲ
初夏を感じさせる色です
レンゲツツジもまだ鮮やかに
モウセンゴケも丈を伸ばしてきました
今日もたくさんの来訪者で賑わった田代湿原
ヤマセの強い風に揺れるワタスゲ

梅雨入りも、この涼しさは
花たちを長持ちさせてくれそうです
ワタスゲと色とりどりの花が競演する田代湿原
梅雨の晴れ間があったなら
みなさんもどうぞお越し下さい

2018年6月9日土曜日

高原で紅く、森で妖しく

昨日までは山でも半袖で過ごせるほどの陽気でしたが
今日は天気は一変
緩いヤマセの風が吹く、肌寒い一日になりました
昨日の夕方、高原をひと歩き
至るところでレンゲツツジが花を咲かせています
今年は花付きがいいようで
緑濃い高原で紅く咲く
そして、今日
午後にはガスが森まで入り込み
久しぶりにしっとりとした森になりました
その森で妖しく咲くギンリョウソウ
林床に真っ白な姿で
寄り添うように立っています
これもツツジ科だと言うのは驚きです
暑い日が続いていたので
今日のこの涼しさと霧雨は
森も植物などの生き物もさっぱりしたことでしょう

2018年6月7日木曜日

雛岳日和

高校総体の登山競技でも利用された雛岳
5月の下旬頃には登山道の雪も消え
夏山を待ちわびた登山者も見られました
僕自身行きたかった雛岳に、今日出掛けてきました
僕が決めている最初の休憩ポイントに到着
シナノキ越しに赤倉岳を眺める
気温が高く、汗びっしょりでした
「おっ!ムラサキヤシオあった!」
時期が遅くなったので
半ばあきらめていたのですが
登山道沿いのムラサキヤシオツツジを
見ることができました
山頂間近で咲いていたツマトリソウを愛で
そして、雛岳山頂到着です
いつも通り
高田大岳から赤倉岳までの山容が
屏風のように眼前に聳え立っていました
濃い緑と残雪が鮮やかな高田大岳
山頂に30分ほど滞在し下山開始です
シナノキやブナの葉が創り出す木陰を
気持ちよく歩いて
店へと戻ったのでした

途中で出会った登山者は4人
みんな汗をかきかき山頂へ向かって登っていました
きっとみんな、快晴微風の山頂を楽しんだはずです
まさに雛岳日和の一日でした
 


2018年6月6日水曜日

つつじの小径を行けば

ここ数日続いた好天に
高原では色とりどりの花が咲き競っています
高原の茶屋とグダリ沼を結ぶつつじの小径を
花を探しながら歩いてきました
まずは高原を赤く染めるレンゲツツジを楽しむ
目立たぬように咲くコケモモの花
下から順に花を咲かせるベニバナイチヤクソウ
たくさんの小さな花の集合体
マルバシモツケの花です
ツヤツヤした花びらがきれいなウマノアシガタ
どの花たちも
毎年欠かさず見るようにしている花
僕らが何気なく過ごしている間に
季節を敏感に感じる花たちは
今が咲き頃、と言わんばかりに
きれいな花を咲かせていました
花に彩られたつつじの小径でした


2018年6月5日火曜日

賑わう田代湿原

ここ数日、地元紙の東奥日報や青森テレビなど
メディアで取り上げられたのもあってか
見頃を迎えたワタスゲをひとめ観ようと
田代湿原は賑わいをみせています
高曇りながら、今日も暑い一日でした
山の残雪もずいぶんと消えてきました
ワタスゲの群落
ふわっふわです
みんな足を止め、カメラに収めているようでした
訪れた人たちを歓迎するかのように
木道沿いでユラユラと揺れていました
ワタスゲとレンゲツツジを一緒に観られる今
田代湿原はひと夏を通じて一番の人出となります
みなさんもお見逃しのないように

2018年6月4日月曜日

若人が行く

6/1(金)から今日まで、八甲田を主会場として
全国高校総体登山競技青森県予選が開催されていました
当箒場は大会本部として
この4日間、審判する顧問団のベースとなっていました
ここ数年では記憶にないほどの連日の好天に
大会も予定通りに進み
今日、これもまた好天の下、閉会式が行われました
大会2日目6/2(土)、夜明け前の空
好天を予感させるいい朝でした
昨日、幕営地から高田大岳へと向かう選手たち
雛岳登山道から高田大岳方面へ
強い陽射しに
もどってきたみんなの顔は
真っ赤に日焼けしていました
高原で開催された閉会式
4日間よく頑張りました
選手らのザックと雛岳
4日間の行程を終え帰路に着くみんなの顔は
それはそれは晴れやかでした
若人が山でテント泊し
日中は山を歩いて汗をかき
また翌朝早起きして
重いザックを背負って山へ行く
4人のメンバーが協力しあって競技する登山部は
決してメジャーなスポーツではないかもしれませんが
辞めないでこの大会を迎えた3年生には
山に対する想いや愛があるのでしょう
現在の1,2年生がそれを引き継いで
また来年やって来てくれることを期待しています

八甲田山荘企画≪八甲田で発酵だ!≫で
この週末箒場に来てくれたMotizuki氏(真ん中の人)
予約席の表示板を見て大喜びの図
こちらも大成功だったようです
大勢の行楽客で賑わったいい週末でした