2016年7月8日金曜日

夏色の田代湿原

ヤマセの風が止み、今日は穏やかな一日でした
多少雲はあるものの山歩きがしたくなる陽気です
夏の花が咲く田代湿原に出掛けてきました
池塘に青空が映って
水際の赤い部分はモウセンゴケです
モウセンゴケは食虫植物の代表
淡いピンク色をしたスイレンの花
陽射しを受けるキンコウカの花たち
枯れ枝に掴まって羽を休めるルリイトトンボ
飛び回っているのを見つけても
一瞬にして姿を消してしまいます
涼しげな青色がきれい
木道沿いに可憐に咲いていたツルコケモモの花
 
夏の花が咲き揃った田代湿原
みなさんも夏色の田代湿原にお出かけ下さい

2016年7月7日木曜日

霧のグダリ沼

箒場の店からグダリ沼の方向を見ると
霧に包まれて真っ白になっていました
「こった日のグダリ、きれいだんだよなぁ」
午後、グダリ沼に出掛けてきました
霧に包まれたグダリ沼
今日も山はスッキリしない天気で
グダリ沼も訪れる人はなく、静かな時間でした
水辺の緑と水中のバイカモの緑が
夏らしさを感じさせます
冷たい水中で揺らぐバイカモ
水面を通す日射で光合成しているのでしょう
手、しゃっこがった!
水辺に咲くミズギクの花
季節を問わず、いつも同じく流れ行く湧き水

霧のグダリ沼は
思った通りに静かで幻想的でした
ほとりで鳴くウグイスやモズの声だけが
山に響いていました

2016年7月6日水曜日

鈍く光る

この梅雨に入ってからは
ヤマセの冷たい風にのった霧雨がほとんどで
いわゆる「雨」の日は少ないような気がします
今日は久しぶりに終日降り続く雨になりました
裏の林でブナの木を見上げる
雨が幹を伝い落ちる
鈍く光る幹
強弱を繰り返しながら雨は降り続きました
裏の林に水たまり

雨であまり長くは外歩きできませんでしたが
日中降り続いた雨を眺めるのも悪くない感じでした

2016年7月5日火曜日

一面に咲く

今、高原中に咲くブタナの花
外来の帰化植物とは言え、今や夏の風物詩です
強い風にユラユラ揺れてきれいです
強いヤマセの風に揺れながら
一面に咲いています
陽射しがあると花を開き
夕方になると花を閉じます
これだけ増えると壮観ですらあります
そして森の木陰にはエゾアジサイの花が
 
梅雨真っ盛りとあって
大雨こそないものの、すっきりしない天気でしたが
夏の花は元気いっぱいです

2016年7月4日月曜日

湧き水と苔と

朝、山へと向かう道すがらは濃い霧に包まれていました
ところが箒場はスカッとした青空
裏の森を歩いて
雛岳の裾にある湧き水を見に出掛けてきました
高い木々に囲まれた湧き水に到着
苔で覆われた石の間を流れる湧き水
流れに陽が射してきれい
音を立てて勢いよく落ちる水
跳ね返る水を浴びる苔が青々としています
その苔の中を糸を引くように流れる湧き水
静寂の森に水の流れる音が心地良かったです
ブタナの花の蜜を吸うヒョウモンチョウ
もうすでにたくさんの蝶が飛び交っています

緑深い森から流れ出るこの湧き水
いつ来ても美しい場所です
 

2016年7月2日土曜日

鬱蒼とした森

朝から今にも雨が降り出しそうな空模様でした
風は生暖かで蒸し暑く、じっとりした空気が漂っていました
案の定、昼前から雨に
雨が降り鬱蒼とした森
暗い森の林床に咲くウメガサソウ
周りの草に隠されるようにひっそりと咲いています
そんな中、雛岳登山に向かうIshizawaさんちのみんな
「雨でも行く!」と言う子供たちと
張り切って雛岳に向かい
無事全員で山頂に到達してきたそうです
よく頑張ったね
雨の中、ブナを見上げる
鬱蒼とした森はこの時期ならではのもの
暗い森を歩くのもいいもんです


2016年7月1日金曜日

高原に咲くヤナギラン

春先から花という花が早咲きで経過しています
ここ数日も「ヤナギランってまだですかねぇ」と
尋ねるお客さんもいました
いつもは7月中旬に見頃を迎えるヤナギラン
「もう咲いでるがもな」と
僕が知る高原の一角に出掛けてきました
ヤナギラン
やっぱり咲いていました
夏の陽射しを浴びて
忙しく飛び回り蜜を吸うモンキチョウ
ブタナにはミツバチが
ヤナギラン、ブタナ、ノイバラ
たくさんの花で一帯は華やかでした
 帰りはいつもの川で涼をとり
 川べりが好きなキセキレイの声を楽しんできました

グダリ沼にほど近い
県道40号から見えるヤナギランの群生地も
もうじき咲き出すはずです
みなさんも夏の花をお楽しみ下さい