高原にハコスカ

昭和40年代中盤に

当時の日産自動車とプリンス自動車が合併し

発売されたスカイライン、通称ハコスカは

若者たちの憧れの車だったそうです

青森にも

いまだに大事に乗っている人たちがいます

そのハコスカが箒場にやって来ました

朝、爆音を轟かせやって来た三台のハコスカ

山も暑かったので

ボンネットを開けてクールダウンです

どこから見ても格好いい

しびれるね

オーナー3人は店でラーメン食べながら

ハコスカ談議に花を咲かせていました

雪国青森でこの車を

このクオリティで保持するのは大変でしょう

若い時分に乗っていた僕は

冬は車庫を借りて保管していた程です

夏本番の八甲田で三角窓を開けながら

みんなは走り去って行きました 

箒場夏季限定店裏テーブルでランチのShigeo

「ここ涼しくていいね」と

愛犬のNaNaとゆっくりしていきました

 

 

高原の花畑

今日も夏らしい暑い一日になりました

この暑さがやって来る頃

高原の一角が鮮やかな花畑になります

夏の青空と山並み

蝉の鳴き音が山中で聞こえています

雛岳の山裾の高原に花畑

夏の陽射しを浴びるコオニユリ

鮮やかな橙(だいだい)色が緑に映える

コオニユリと一緒に

タチギボウシも群生して

暑い中でも涼やかに咲いています

ほんの10分程いただけなのに

気付くと汗が流れ出ていたほどの暑さでした

夏の盛りに合わせ

花畑に花が咲き揃いました

 

箒場がSTUDIOに

先シーズン、何度か一緒に山に出掛けた

映像カメラマン関口雅樹氏が

北海道での取材を終え八甲田にやって来ました

その目的は僕へのインタビュー

今日、店が落ち着いたのを見計らって

箒場の店でそのインタビューを受けました

まずは店の外観を

撮影するケニア(関口氏の愛称)

そして

店が少しずつSTUDIO化し

インタビューが始まる

今回の取材は

今年設立20年を迎える

スキーブランドVECTOR GLIDEが

この冬に向け発表するプロモーションビデオのもの

一時間近くケニアと

撮影しながらのスキー談議をしました

撮影を終えて

冬の間は山に出ずっぱりの彼

 暑い夏の間はその編集作業に追われると言います

好きな山に

好きな仲間やライダーと一緒に行くことができ

この仕事ができて幸せだとも言っていました

撮影の出来上がりももちろんですが

また彼と冬の八甲田に一緒に出掛けるのが

今から楽しみです

 

店の裏で咲くタチギボウシ

店に居ながらにして見ることができて嬉しい

 

梅雨明け

今日、東北地方北部も梅雨明しました

まだカラッとした暑さとは言えませんが

山も朝から夏らしい天気になりました

湧き上がる雲が夏っぽい

午前に出掛けた田代平湿原は

風があって気持ちいい

夏を迎え勢いを増すモウセンゴケ

白い花が咲き出した

小さな小さな花が可憐です

湿原で咲くノリウツギ

空にはおびただしい数のアキアカネが

今年はとんぼが格別に多いようです

 

梅雨も明けして、これからが夏本番

里の暑さに我慢できなくなったら

山に来るといいですよ

 

夏の森

風向きが変わって

少しずつ夏らしさが感じられるようになりました

箒場の辺りは朝から晴れ間がのぞき

そこら中とんぼが飛び交っていました

夏の森に咲くエゾアジサイ

木漏れ日が当たってきれい

おっ! 羽化真っ最中のコエゾゼミだ!

ようやく殻から抜けきって

美しい羽を乾かす

いつ見ても蝉の羽化は感動する

夏らしく、店の裏にもテーブルと椅子を

 

雨続きで湿っていた全ての物を

熱い陽射しが乾かしてくれるといいね 

お気づきですか?

のぼり、新調しました

雨の田代平湿原

今日も朝からそぼふる雨

それでもザーザー降りでもないので

合羽を着て雨の田代平湿原に出掛けてきました

連日の雨で池塘には水がたっぷり

その池塘で咲くスイレン

淡いピンク色の花びらが雨に濡れて

見頃は過ぎたかなと思っていたキンコウカは

涼しいからかまだきれいに咲いていました

涼しいとは言え夏を迎え勢いを増すモウセンゴケ

もうじき花を咲かせそう

足を止めて雨に煙る赤倉岳を望む

 

タチギボウシも咲き出した

こちらも夏を告げる花

涼やかな色合いの花びらに雨の滴が

 

僕の他にも合羽を着たり傘を差したりしながら

湿原を散策する人の姿も見られました

雨に濡れた花たちがきれいな田代平湿原でした

夏の風物詩

ひところのヤマセはひと段落したものの

多い少ないはあれ、毎日雨が続く八甲田です

今日も朝方は雨でした

その雨が上がってほんわか暑くなったと思ったら

森から夏の蝉の声

「こったに天気グズついてても羽化するんだ」

そう思って、裏の森を歩いてみると

今まさに羽化し終えたコエゾゼミが

雨で濡れたブナの木をよじ登り

羽化したてのコエゾゼミの羽は透き通り

まだ軟らかいのか

風にユラユラ揺れていました

この羽の色の美しさは

春、芽吹いたばかりのブナの若葉に匹敵する

美しさだなぁ、といつも思うのです

アキアカネもたくさん見られるようになりました

蝉の羽化の様子を観察するのは

僕の夏の風物詩でもあります

天気が回復すれば

この森は蝉の鳴き音でいっぱいになるでしょう
 

 

タマゴタケ

一週間くらい前から

自宅から店までの道すがらで

道路ののり面に

真っ赤なきのこが見られるようになりました

車を走らせながらも

毎朝そのきのこをみつけるのが楽しみです

タマゴタケ

卵のような真っ白な外被膜が破れ

真っ赤なタマゴタケが姿を現す

最近雨が続いたからかたくさん見られます

すぐそばには傘が開いたものも

周りの緑に映える真っ赤なタマゴタケ

食べられるそうですが

僕は見て楽しむだけで食べたことはありません

 

夕方にロードバイクに乗って現れたGon

自宅のご近所さんで高校二年生です

いつもにこやかで人懐っこい笑顔の彼

自転車でのトレーニングで

箒場までやって来たのでした

めごいっきゃ

山も少し暑さが戻ってきたようです
 

 

止まない雨はない

7月に入ってから続くグズついた天気

日本各地に大雨をもたらしている最近の低気圧は

青森八甲田にも影響しています

雨の強さはさほどではないのですが

ヤマセの強い風に乗って横殴りの雨が降っていました

昨日の箒場の森

ガスが森まで入り込んで

森中が湿気に包まれているよう

林床の水たまりに映る木々

こんな日々が二週間ほど続いていますが

今日の夕方には久しぶりに

森に陽射しが降り注ぎました

ようやく風向きが変わったようです

各地に被害をもたらしている雨も

コロナウィルス感染症も

早く終息するのを願うばかりです